作家養成コース

昨年からの新型コロナウィルスによる日常の大きな変化の中、みなさんは何を思い、何を考えましたか？

私たち日本羊毛フェルト協会も、教室の実施をオンラインに変更し、カルチャーセンターでの教室も延期や日程の変更とできる限りのことをしながら過ごしてきました。

そんな中思ったのは、この手で何かを作り出す事ができるということは素晴らしい！ということ。

もちろん、道具は必要ですが羊毛とこの手と水と石鹸、またはニードルと羊毛さえあれば何かを作り出すことが私たちはできる。

温かなブランケット、保温性の高いルームシューズ、思い通りに作れるバック、蒸れにくいサウナハット、手にとってにっこりしてしまう動物、リクエストにお答えして作るプレゼント。
それは何にも代え難いものだと実感しました。

羊毛が持つ温かさは実際に感じる温かさと心に沁みる癒しの温かさも感じます。

これを自分の手で作って身近な人や欲しい！と言ってくださる方に販売できたら。。。と想像するだけで嬉しくなりませんか？

私達、日本羊毛フェルト教会では基礎を大事にしています。
羊毛フェルトの二つの手法のハンドメイドフェルトとニードルフェルトも基礎からじっくり行います。

どちらの手法も使える事で、作品の幅が広がり深まっていくのはとても楽しく自分の自信となって作品作りに映し出されます。

最後に行われる展示会では、講座の集大成として実際に決まった大きさのブースにテーマを決めて展示をしていただきます。
今年は協会創設10周年記念ということもあり、盛大に行う予定です。

私達、日本羊毛フェルト協会が目指すのは、30年後には普段の生活に羊毛フェルトが作れる人や使う人が居て、欠かせないモノやコトになっている世界です。

一緒にその世界を目指してひつじを知ることから始めましょう。

最後に行われる展示会にて展示・ワークショップの試験があります。

最終日に結果発表が行われ、認定者にはオリジナル認定証・認定バッチが贈られます。

＊不合格の場合は、次年度の作家養成コースに必要な授業に参加していただき、その年の展示会にて再試験となります。（有料）

2021年度　東京・作家養成コース詳細

2021年度　福岡・作家養成コース詳細

＊実習（制作）の授業について
基本的なことなのに知らなかったこと、自己流で上達できなかったことなども教えていただき、目からウロコでした。

＊講義（卓上）の授業について
作家とはどういうものなのかを考える機会を与えていただきました。

＊色彩の授業について
基礎からしっかり教えていただき、作品を作るときに参考になる内容がいっぱいでした。今は制作する際テキストを見返して、カラーを選んだり、組み合わせの参考にしています。

＊卒業展示について
テーマを考えることから始まり、それに合わせた作品を作ること、作品数のことなどなど、課題はたくさんありましたが、目的を持って制作することの大切さ、達成感を感じられ、とても貴重な体験でした。

＊全体の感想
羊毛フェルトの楽しさ、奥深さを感じた半年間でした。先生からの指導、アドバイスはもちろん、一緒に学ぶ仲間がいてくれたことが心強く、刺激を受けたり新しい発見も多かったです。
自分だけなら作ろうと思わなかった作品や手法を見られたことは、今後の制作に役立つと思いました。

実習…ポイントを丁寧に教えてくれるので解りやすかったです。

講義…自分のこれからの目標が見つかりました。

色彩…人と自分のイメージの違い、感じ方の違いが面白かったです。色選びが楽しくなりました。

卒業展示…自分の世界観を表現することは難しかったですが、出来た時の達成感は自信になりました。

先生・先輩…佐々木先生は憧れの先生で、明るくエネルギッシュで素敵な先生です。先輩方は優しく、フォローやアドバイスもしてくださり、話やすいです。

全体の感想
楽しい!!!羊毛フェルトは楽しいと改めて思う事が出来る講習でした。私は我流でやってきたのですが、講義実習で基礎から学んで、自分に足りない所、これからチャレンジしたい事、目標や夢が明確になりました。そして羊毛フェルト仲間が出来て、羊毛談義が出来る事が本当に嬉しかったです。